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ものつくりの生活と仕事から。 大島寛太の日記パート2

長椅子


銀木犀〈東砂〉には、
テーブルとアームチェアの他にソファベンチを発送いたしました。

ソファ:クッションが効いてて、座ってくつろぐイメージ。
ベンチ:背もたれがなくて、ちょいと腰掛ける短時間使用のイメージ。

辞書で引いてなんと出てくるかはわかりませんが、
このふたつの、似て非なる用途を掛け合わせて2で割ったようなものが今回のテーマでした。



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毎日の食事の際にお使いいただくものなので、座ったときにお尻が深々と沈み込むようでは、
立ち上がるときに苦労する方もいらっしゃるだろうし、ご飯を食べるのに前傾姿勢も取りにくい。
かといってファミレスのベンチ席のようではくつろげない。

どのような住宅にも、店舗にも、その場所に与えられた役割があると思います。
設計の狙いというのでしょうか。
〈東砂〉では1階フロアには、エントランス、職員室、相談室、
オープンな食堂のなかにも、ラウンジ的なスペースや、壁際の2人席、共用のキッチンなどがあります。

この長椅子は、3方閉じの小部屋に、テーブルをはさんで向かい合わせに2台配置されます。
銀木犀では親族の方が遊びに来ることも多いようだし、見学の方も多い。
毎日のなかでは入居者の方の3食のための食堂の一角であるし、またもう少し親密に長い時間を過ごす場面もあるはずです。

食事の際は前傾姿勢をとりやすく、
深く腰掛けたときには後傾姿勢をサポートするような座り心地を持った長椅子。
というのが、テーマの具体的な内容です。

シートに合板下地を使うと、沈み込みが少ない分、前傾姿勢はとりやすいのですが、
深く掛けたときにお尻が前に滑るような感じが否めません。
あれこれと試してみた結果、ウェービングテープ下地を試してみることにしました。

座枠に、伸縮性のある帯状のテープを格子状に張り込み、その上にクッションをのせます。
これだと、長時間座っていても底付き感がなく、お尻が鬱血するような感じもありません。
前寄りに浅く腰掛ける場合には、木の座枠が過度な沈み込みを防ぎます。

テープ張り下地は、椅子の張り方としてはごく基本的な方法です。
いままで自分で試してみたことがなかったので、是非やってみたいと思っていた。
今回、実際にこの方法で椅子を張ってみることができて、非常に有意義な経験になりました。

改善すべき点も多いのですが、
こうして新しい課題にトライする機会を与えていただいたことに心より感謝いたします。



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  1. 2016/04/01(金) 12:00:42|
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