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ものつくりの生活と仕事から。 大島寛太の日記パート2

高松1

先週末は2泊3日で高松へ行ってきました。

実家への帰省ではない純粋な家族旅行なんて何年ぶり?いえ、初めての。

“瀬戸内生活工芸祭”に行く。がきっかけでしたが、ちょうど近くでsemi-acoこと加賀さんが3人展に参加してる、ずーっと念願だったイサムノグチ庭園美術館も行ける、最近好きになりはじめたジョージ・ナカシマ記念館も近いし、先輩が“イイヨ”と教えてくれた四国村も行きたい。なにより“ぶっかけで”うどんを食べ飽きたい。

そうなると2泊するしかない。


和歌山からフェリーに乗って、まずは徳島港へ。
連休初日のフェリーは無論ごった返していて、2等船室はすでに満員状態。
しかしなんと、うどんツアーに行くという、お隣の地区の子供会のメンバーが船室に陣取ってまして、運良くそこに加わらせてもらえることに。

人が大勢居る事に興奮したのか、1歳4ヶ月の一湊は、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、みーんなの顔を覗き込んでおおはしゃぎ。ついに、うどんツアーメンバーの飲み終えたビール缶を振り回し、静かに読書していたマダムの、たたんで置いてあったコートにビールの飛沫をまき散らし、ここで御用。

その後はデッキに上がって、潮風にもみくちゃにされながらも本当に楽しそう。僕も故郷・石狩の潮風を思い出して、つい嬉しくなってしまいます。


高松に着いて、まずは“瀬戸内生活工芸祭”の会場へ。
かなり広い会場で、出店者も100近く。見て回るだけでもかなりの時間がかかる。加えて一湊は片時もじっとしていないので、妻と交代で見て回る。

僕はforest shoemakerさんのセンターレースの黒いハイカットタイプの革靴と、大谷哲也さんの取っ手も蓋もない白い平鍋と、安斎新さんの12角皿が印象的でした。

それからお会いしたかった方々に会えたのも嬉しかった。来年こそは自分も出店者の側にと想いを新たにするのですが、注文して頂いた仕事をまずはきっちりこなすこと。それが疎かになるようでは出店は背伸びした猫のパンチ(力がない)になるだろう。

選考委員の方々が展示していた“生活工芸5つのかたち”という展示。僕は女木島へは行かなかったから、玉藻公園のほうの展示しか見ていないんですが、工芸というよりはコンセプトアートという印象を受けました。その晩semi-aco一家と合流して、居酒屋でお酒を飲みながら加賀さんとも話したのだけど、まあその話は止めておきましょう。ともかく、“工芸”というスタンスからは少し離れたところからのアプローチであるように感じました。そして、さっき見たものを今の時点で結論づける必要はないのだろうと思う。きっと多くのものごとは進行中で、まだ先のお話しがあるに違いないので。

食事をした居酒屋では、ジャンケン大会ってのがありました。お客さん全員でジャンケンをして、優勝した人には商品券があたるってやつ。この日は19時頃に既にジャンケン大会は終わった後だったんだけど、加賀さんとこの長男・カンタが、店員さんに“もうやらないの?”とねだる・笑。

席待ちで待っていたときに店内で大盛り上がりしていたのを見てたから、そりゃ、やりたくなるよね。で、店員さん“じゃあやろうか!”となったらしい。僕がトイレから帰ってくるとみんな立ち上がってる・笑。それからがすごい。店員さんがマイクを握り、お客は席で立って、まずはその店員さんとジャンケンをする。言い出しっぺのカンタ君、若干の判定疑惑もありつつも、ひとまずベスト20に勝ち残り、そこからは勝ち残った人達が店内中央に集まって輪になってジャンケンが始まる。

ジャーンケーンポーンという掛け声に続き、“あー”とか、“おーっ!”とか言いながら敗者は席に戻ってゆくのに、カンタは一向に帰ってこない。そしてとうとう最後の二人に!カンタの応援にカンタが駆けつけ、ジャーンケーンパー!(だったけ?)でなんと優勝!!!

カンタ、意外に冷静な澄まし顔で1000円の商品券を受け取り、早速ソフトクリームを注文する。お見事。の図。となりはおこぼれにあずかる長女ハルコちゃんなり(どこで覚えたそのポーズ)。


かんたとはるこ


はるこ




つづく・・・

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  1. 2012/11/29(木) 01:53:36|
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銀木犀・川崎のための椅子

ginmokuseikawasaki.jpg


先日、12月1日オープンの“銀木犀・川崎”で使って頂く“銀木犀の椅子”18脚を発送しました。

今回は山桜材。

以前、事の運びから山桜材をまとめて買う事になって、随分量があると思っていたのに、今回この椅子と、先輩の樫本さんに制作を依頼したラウンドテーブル4台を木取りしたら、残りはほんの僅か。

材料は持っておくべきものですね。

山桜も経年変化の美しい樹種で、お使い頂くにつれ深みのある色へと少しずつ変わってゆきます。

ベージュの張り地とのコントラストがもっと映えてくるはず。

オイルをたっぷりと吸わせながら、そんな事を考えていました。


銀木犀の椅子
w:530 × d570 × h715 × sh360 (mm)
※高齢者の方にも安心して座って頂けるよう意匠したアーム付きのダイニングチェアです。
座面は低く、専用のh650mmのダイニングテーブルと合わせてお使い頂いています。




  1. 2012/11/28(水) 23:52:07|
  2. 仕事
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ちご匙

tigosaji.jpg


ご注文を頂いて、ちご匙セットを2組おつくりしました。

画像は一番小さいメープルのもの。

匙先の部分は直径が13mmの、小さな小さな匙。

夜なべで作業を進めながら、

この匙で、離乳食を始めたばかりの我が子に、

ごはんをあげてもらうのだ・・・と思うと、

いやでも感動的な気分になってきます。





  1. 2012/11/05(月) 22:45:17|
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祈りの卓

inorinotaku.jpg


先日、制作途中の写真を載せた“祈りの卓”。

納品後の姿が見たいです!とお願いしたら、忠道さんがこぉーんな素敵な写真を撮って送ってくださいました。

壁の大きなステンドグラスは、たしか“輝く白い樹”というニュアンスのタイトル。

この住宅に込められた祈り、シンボルであり、核。

普段、日常を過ごす気持ちは、なかなか忙しく、外に向かっていることが多いと思う。

ここは訪れた人がふと静けさに身を置き、自分の思いと向き合う場所なのだと思う。






inorinotaku2.jpg




貫も何もない、メープルの板3枚の構成です。
その分、仕口は細心の注意を払って組んであります。

甲板の木口は、シェーカー家具のテーブルなどでよく見られるブレッドボードジョイントという仕口で、板の伸縮を逃がしながら反りを軽減することを目的としています。

注文を頂いた際に、このお部屋と机の役割をお聞きし、
まず浮かんだのがメープルの白い木肌と、日本のふるい質素な文机、それからシェーカーテーブルの静かな佇まいでした。

今はまっさらなノートブックと共に、時を経て深みを増してくれることを願っています。


“祈りの卓”
メープル材 蜜蝋仕上げ
H850×W2200×D650






nekotonezuminotobira.jpg


そして同じ部屋だと思うんですが、足元には猫と鼠の扉・爆。

これ、きっと『トムとジェリーに出てくるようなやつ』って注文したんでしょうね・笑。

この住宅での暮らしを楽しんでほしいという忠道さんの思いが伝わってきます。

本当にそうだ。そうでなくっちゃ!




  1. 2012/11/02(金) 01:36:29|
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