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ものつくりの生活と仕事から。 大島寛太の日記パート2

製作風景

 










明日の夜に納品に出発します。

ちゃんと走れるか、首都高。

行ってきます。
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  1. 2012/03/27(火) 03:01:00|
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苦しいから楽しい




鉋を使っていると頻繁にしなければいけないのが裏押し。

(鉋刃を裏返すと、刃先と両耳以外の部分が凹むように鋤き取ってあります。いつ誰が考えた ものかは分かりませんが、この“ウラスキ”は日本の片刃の刃物には殆ど共通の、刃先を鋭利に研ぎ上げるための合理的な工夫です。

刃物を研いで使ううちに少しずつ刃先がちびて、ウラスキによって凹んだ部分に到達します。そうすると刃を表から叩いて押し出し、金盤と呼ぶ鉄の真っ平らな板の上で平滑を出して、新たな刃先をつくらなければいけません。

この作業のなかの、刃物を叩く部分を“裏出し”と呼び、金盤で平滑にする作業のことを“裏押し”といいます。)

苦労に苦労を重ね、ようやく自分なりの道筋が見えてきような気がする。気のせいじゃないことを祈る。

金剛砂はとうに使いません。
今まではダイヤの砥石でおろしたキングの中砥を代わりに使っていたんだけど、1月に常三郎さんを訪ねた折に教えてもらったGC♯1000粉末はさらっとしていて研磨力もあり、つかいやすい。何よりがりっとひかない。

耳かき一杯GC を盛って、水分は水から唾に変えた。こっちの方が研磨剤が伸び拡がらず良い。







そしてこれは革命。裏押し器。
・・・こんなものがあるなんて。これも1月に購入したもの。無愛想な器具でカッコわるい。カッコわるいけどあまりの有り難さに頭が下がります。それくらい、情けない話ながら裏押しには苦労して来た。いまもまだイメージ通りにはゆかない。理想は高く。







仕上げの研磨剤も、今までは仕上げ砥石をおろしたものを使っていたところを、WAの粉末♯10000に変更。これの効果はまだ採点中。粒子が微細なので金盤の上でかえって刃裏に張り付くような感じがある。砥石に振りかけると効果は抜群で、刃裏の研ぎでもすぐに砥石が真っ黒になる。


同業者の方でなければなんのこっちゃさっぱりな内容だとは思いながら、たまにこんな話もしてみたくなる。のであります。
  1. 2012/03/15(木) 22:34:00|
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30歳のベテラン





家具の製作には木工機械が欠かせませんが、中古で揃える機械には“クセ”が付きものです。これは当工房で使っているプレーナー。日本語だと自動一面鉋盤と言います。

左側のスイッチの並んだあたりに、57年吉日とある。歳は僕のイッコ下ですが、職人歴ははるかに長い。イイダforte500の、おそらく初代のやつで、ボディは総鋳物製。

一昨年の春に購入して1年半、調子が悪いのをずっとダマシダマシ使ってきましたが、とうとう思い切って調整にとりかかる。30年前の機械に取説なんてないし、いっこいっこボルトをまわしながら、おおこのボルトを回すとこうか!という具合で少しずつお近付きになるしかない。微調整の限界を探りながら予想通りのドツボにはまって、結局延べ2日くらい構っていた。そのかわり貴方のこと、よくわかりました。












仕事場では、有楽町の知る人ぞ知る名店、“爐端”に納品するスツールの製作を急ピッチで進めています。

4月末まで遅納の許されない仕事が詰まっており、テンパイです。
  1. 2012/03/14(水) 23:12:00|
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続Cabelo オーガニック・カフェと美容室@田辺市本宮町




以前紹介したホング(本宮)の辰巳夫妻のお店、Cabelo

出産後、大量に髪の毛が抜けたオデコの生え際に、今度は一斉に新しい毛が生えてきた妻が、前髪が欲しい・・・ということで先日再訪しました。








今度はちゃんとカメラを持って来た。場所は本宮大社のすぐ裏手です。








美容室でニコちゃんがお出迎え。林檎のほっぺたは、お願いすると少し分けてくれる。

美容師のナミさんは急ぐこともなく淀むこともなく、カットしてくれます。









カット後は2階でランチで、わお。
自家製パンのフォカッチャサンドは、ヒヨコ豆のペースト+自家製カッテージチーズと、マスタード和えポテト(名前がもっとお洒落でしたが忘れた)。
時計回りに・・・グリル・ド・シイタケは原木栽培の穫りたてに自家製玄米味噌と、自家製マヨネーズのブレンドソース。豆腐の塩麹漬けはチーズみたい。畑の野菜にドライフルーツトッピングのサラダ。トマトソースのパスタはクミンが効いてて絶妙!素材は多分、まるまるオーガニックだと思う。とにかく理屈抜きで美味しい。好みの味。









オーナー夫妻とニコちゃんまたパーです。僕はチョキです。
そうそう、ヒヨコ豆のペーストは“ハマス”という名前だった!たしか。

カットとカフェの組み合わせがついつい長居してしまうお店です。ホングへ行かれたときは、ぜひ。




・・・・・・・・・・




ちなみに、妻がカットしてもらっているあいだ、僕と一湊は2階のカフェで待っている。いつもと違う部屋で、moguのクッションに挟まれてウキウキな一湊。





なんちゅうおっちゃん顔・笑。見事な二重あご。





ふぉろー。
  1. 2012/03/14(水) 21:37:00|
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杉の座卓




もともとお使いだった座卓のお色直しをしたいという事でお客様から預かってきたもの。

杉の分厚い板。板っていうか盤。長さ方向に途中で切ってあって、2枚に分かれています。

4寸あった厚みを、捻れや反りを取りながら表裏挽き直して(製材所で)、持って帰ってきたものの、大きい方はひとりで持ちあがりゃしない。

脚もお仕立てし直すことになったんですが、さてどういう脚のデザインにしようかと白紙に向かって気付いた。和風が苦手だ。そもそも和風ってなんだ。

お客様のお宅は床の間付きの完全和風住宅です。まてよ、和風住宅じゃなくて日本家屋と呼ぶんじゃないか。

そうかんがえると和風って妙な表現ですね。日本人なのに妙に客観的な言い方。自分の中から率直に出てくるイメージが純国産ではないから、そのイメージに敢えて“日本的な”要素を加味したような、そんな若干のわざとらしさが、そよと吹いている。








組み立て前の脚。
そのわざとらしさがざわざわと吹いています。








納品。小さい方のもう1台は別のお部屋に納品しました。
今回は(自分としては)思いっきり一方の極に寄ってみた。
次に試してみたいかたちが出て来た。

極に寄ると、その対極も見えてくるもんですね。


甲板    杉(持ち込み)
脚     山桜
塗装    オイルフィニッシュ
寸法    w1700~2000,d600~1000,h350(mm)
参考価格  ¥120,000
※ご要望にて甲板は脚の上に載せるだけの構造です。
  1. 2012/03/10(土) 03:51:00|
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朝もやのなか。

家から一歩出ると、梅のかおりが立ちこめている。

この季節だけの贅沢です。
  1. 2012/03/10(土) 03:46:00|
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梅の季節だった

 今年は梅の開花が遅くて、地元の農家の方が『こんなに遅いの知らな~』というほど遅かった。梅の花に限らず植物は積算温度でスイッチが入るのだそうで、この冬は特別寒いとは思わなかったけど、極端に寒い日もないかわり、時折の暖かい日が少なかったということだろうか。

僕が暮らしている田辺市長野地区は海抜が200m(?)ほどあるので、海抜の低い畑の梅よりは開花が遅れるんだけど、今年の満開は3月に入ってからだった。

田辺市やお隣りのみなべ町にはいわゆる観光名所としての大梅林がありますが、ここ長野地区の梅林もなかなか見事です。それで今年は観梅イベントをやろうということで、2月の末の日曜日に、ほんのお手伝いですが、いちにち風に吹かれてきました。

産品販売は地元の方の持ち寄りで、野菜、柑橘類、手づくり蒟蒻、なべもち(鍋でついた餅のことと、初めて知りました。あんこ入り。)、婦人部によるおでん、梅じゃこ飯、などなど破格でご奉仕。風が冷たかったので販売スタッフは微妙に試飲用の梅酒で暖まりつつ。

本題として観梅スタンプラリーがあって、もれなくお土産付き。でもやはり、どうしても、諺の通り花より団子。

メインイベントは振る舞い餅つきであったでしょうか。





おとながこねて






ヨイ






ショッ!(司会キヨちゃん)






市長も登場。うしろ、寒そうでしょ?




どうも僕は餅を搗くよりも、合いの手というのだろうか、搗いてる餅を起こしたりする係の方が好きで、あとは、搗く前に臼を暖めたり、搗いた後の杵や臼をきっちり洗ったりする事に喜びを感じたりします。そういうタイプです。なんかすいません。

石臼だから餅らしくモッチモチに搗きあがります。搗きたてを隣りのテントでお好みのトッピングで頬張ります。子供が楽しそう。老若男女入り乱れてのイベント。ローカルならではの。

じわーっと楽しかったです・笑。
前日から仕込みのスタッフの皆様おつかれさまでした。
来年も是非やりましょう!
  1. 2012/03/10(土) 03:03:00|
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椿

 おれにはすてるものがいっぱいある。

濁ったレンズをキースジャレットのピアノで洗いながら、

またそんなことを言葉で考えている。

いま、椿がきれいです。

よしこれは濁ってない。

ひさしぶりに一句。








たかえだの つばきをせのびをしてみあげる





















  1. 2012/03/10(土) 01:32:00|
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