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ものつくりの生活と仕事から。 大島寛太の日記パート2

東北からの便り

 今回のアームチェアの件でお世話になっているシルバーウッド株式会社・社長の下河原さん。もう7・8年前に屋久島の宮之浦岳登山道で知り合ったことは以前にも書いたかと思いますが、震災後翌日には車に満載の物資を積んで被災地に行っていました。トランプのカードで言えば、ハートのキングというところ。

その後も下河原さんの支援は募金というかたちだけでなく、“自分の体を動かす”ことに重きが置かれている。3月11日の震災から今日で45日。ブログにアップされている写真を見ると被災地の様子はまるで震災翌日のよう。~のよう、ではなくまさにそうなのだ。

関西に住んでいて、関心は原発とこれからのエネルギー政策の行方の方へ傾きがちですが、被災地の現状を目の当たりにすると、途方もない復興への長い道のり、喪失、孤独、そういうものが共感される。津波に飲み込まれた町の、瓦礫に埋まった交差点でひとり立ってみる。その心境。からっぽの手のひらが重い。ひとりなら。それでも笑っている。早朝、アフロのかつらをかぶった漁師たちがドラム缶の焚き火にあたりながら冗談を言い合っている。なんとかなる。大丈夫。そう思えてくる。この前を向く力はどこから来るのだろう?この生きる力はどこから湧いてくるのだろう?そういう理屈抜きのいのちの底力というものを、忠道さんは被災地で感じているのだろう。
これからだ。

下河原さんのブログ
忠道通信


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  1. 2011/04/25(月) 22:56:00|
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Alert on 霜止出苗

 以下、友人から頂いたメールを転載します。

内閣府原子力委員会が国の原発政策についての国民の意見を募集しています。

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_oubo.htm


この国に生きる人間として、思いを「言葉」にすることが必要なときです。


以上

現代は原子力の平和利用を実験している時代なのかなと認識しています。原子力発電を考案した人が悪いとは言えない。それはおそらく明るい動機からだっただろう。それを商売にしようとするから角が生えて鬼になる。

即時全原発を停止すべきとは思わない。そこで働いている人が居て、その家族がいる。ただ、方針は即時変換すべき。

今日、田辺のフェアトレードショップ“ぴーす”であった原発勉強会に結が行ってきて、聞いた話のなかから・・・。京大で原子力研究をしている小出氏はじめ志ある方々は、その思想ゆえ教授どころか助教授にすらなれず、研究費も一切出ないそうです。原発の危険性を訴えているから。それに比べNHKなどに出演するダイジョブダイジョブの御用学者たちには億単位の研究費を国が支給。これでいいのか。
1950年代、日本に始めての原発建設の話が持ち上がったとき、湯川秀樹教授はじめ、猛烈な反対もあったのを、時の首相・中曽根氏が押し切った。そういえば、福島第一の1号機はアメリカGE社製。一体、何機のGE製原子炉が日本に導入されたのかは知らないが、アメリカからの圧力は凄まじかったのだろうとの意見。しかり。そこから日本の原発推進政策が始まる。その延長線上にいまがある。このままでいいのか、進む方向。

東西の電圧を一律にしろ。北野武が言っていましたが、僕もそう思う。融通効かそうや。東が天気悪けりゃ西は晴れてるよ。現在、国が電力会社に支給している原発推進費用を廃止し、自然エネルギーの推進費用に回せば、電力会社も変わるでしょ。国が国がという気は毛頭ないが、国ができることは国がしなけりゃ誰がする。

しかし、じゃあ自然エネルギーってなに?風力発電には低振動だかの副作用があるというし、波力はエネルギーの輸送技術の開発が不十分と聞いたような、水力といってももうダムは要らない。ここはやはりソフトバンクの孫さんのいうように太陽光発電が有力なのか。一度、流れが出来てしまえばやりやすいと思う。軌道に乗るまでが大変だ。

もっと落ち着いて、生きることを考えなくちゃ、オレ。

今日は72候の 霜止出苗。しもやんでなえいず。
温暖になって霜はなく、苗が青葉を出すころ。とのこと。
でした。

  1. 2011/04/25(月) 22:09:00|
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穀雨

 一昨日4月20日は24節気の穀雨。こくう。
春の雨が田畑を潤し、穀物の生長を助ける。
72候はヨシ始生。よしはじめてしょうず。
ヨシ(葦)が芽を出し始める頃。とのこと。

19日から3泊4日で父が遊びに来てくれた。
おもてなしは(頂き物の)タケノコ。




もうこんな季節です。

筍三昧の料理と自家製アンチョビ。そして美味しい酒。忙しい最中なので日中は父も仕事を手伝ってくれた。龍神ではT夫妻、S夫妻、O君にお世話になりました。ありがとう。感涙。充実の3日間でした。






父に手伝ってもらって塗装の手前までこぎつけた龍神杉の額。同じ一本の木から木取っても、表情はゆたかです。





勢いよく全てを覆い始めた緑。飲み込まれそうなブロック。廃墟のようで面白い。




  1. 2011/04/22(金) 21:53:00|
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虹始見

 今日4月15日は72候の虹始見。
にじはじめてあらわる。
冬にはなかった虹が現れ始める頃。とのこと。



虹は現れませんでしたが、今年初めてのガマに出会いました。
結構大きい。6センチくらい。結が愛蔵のカエル図鑑で調べたところやはりシュレーゲル以外に考えられないみたい。大きめのもいるんですね。目が出っ張っていて、歩いていてモノに当たらないかと要らぬ心配をしてしまいます。

今日は早朝から大阪の椅子張り屋さんへプロト4号を持って出掛けました。もちろん、ずっと取り掛かっている施設用の椅子のプロトです。

トンボ帰りで帰ってきて11時。
昨日紹介したギャラリー寿苑さんでの森岡ご夫妻の作陶展は明日からですが、今日は搬入でいらっしゃると聞いていたので出掛けてみました。結果から言うと、やっぱり来れなくなって、明日いらしゃるそうです。

せっかく来たからということで、オーナーさんの好意で展示を見せてもらいましたが、素晴らしいです。僕はいままで、なぜ森岡さんの焼きものが好きなのかわからないまま好きだったんですが、今日はひとつわかったような気がします。土が生きてる。

やりたいこと、やらなければいけないことが、どっと道のように現れてきます。




  1. 2011/04/15(金) 22:56:00|
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森岡成好・由利子作陶展@ギャラリー寿苑in紀伊田辺

 森岡成好・由利子作陶展
2011年4月16日(土)~4月27日(水) am10:00~pm6:00
ギャラリー寿苑 地図はこちら→マップ

お二人は妻・大島結の師匠であり、僕も大変尊敬している方。
二十歳過ぎの感受性盛んなころ、大きな影響を受け、自分のやりたいことを見つけました。
骨太な暮らしから生まれる仕事の前では一切の言葉はあまり意味をなさない。
田辺での展覧会は久しぶりとのことですし、貴重な機会です。
一流に触れることは勉強にもなるし、大いに刺激を与えられるもの。
どんなジャンルの仕事をされている方にもお薦めしたい、お二人の仕事を是非多くの方に見ていただきたいと、わたしは思います。

あ、焼きものの画像などは検索するとたくさん出てきます。

しげさんには名言も多い。
今日はそのなかのひとつを紹介。

工芸は、手やで。
  1. 2011/04/14(木) 21:34:00|
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斉藤和義

 斉藤和義

「ずっと嘘だった」



以下コメントより。
“斉藤さんは本物のシンガーです(^^)スポンサーに気を使って体­制批判もできないミュージシャンはもう要りません!”

いいなあ。歌がいいというより、精神がいい。清志郎が川の向こうで飛び上がって喜んでいるよ。
  1. 2011/04/10(日) 21:57:00|
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鴻雁北

 今日4月10日は72候の鴻雁北。
こうがんきたす。雁が北へ帰ってゆく頃。とのこと。
北海道に居た頃はバードウォッチャーであった母に連れられて、宮島沼へ雁の大群の飛来を見に出掛けましたが、ここ田辺に来てからは見ていないなあ。この辺にも来ているんだろうか?

先日紹介したチャリティーイベントは、快晴に恵まれたなか本日無事終了。会場は扇ヶ浜のある田辺湾に面した遊歩道沿いの広場や芝生で、すぐそこには波たつ水面。空は蒼。海の青。アオという2音では表現しきれない賛美歌に似た景色が素晴らしかった。

たくさんの方にお越し頂いたように思います。いい天気でしたね。ナギサビールの生が美味しかった。北岡さん、ご馳走様でした。久しぶりに寒川のK夫妻に会えたのも嬉しかった。遊びに行きます。

先輩たちから預かったものを含めた端材・材料の販売と、結の出品した古着を合わせて21,200円の売り上げがあり、その中から16,300円を義援金として寄付することができました。まったく微々たる額ではありますが、全体としては少なからずの善意が集まったのではないでしょうか。

足を運んでくださった皆様、お買い上げ頂いた皆様、本当にありがとうございました。

ありがとうございました。

大島

  1. 2011/04/10(日) 19:03:00|
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チャリティーイベント@紀伊田辺

 


「HOPE FOR TOMORROW」

日時:平成23年4月10日(日) AM10:00~PM3:00 雨天中止
場所:扇ヶ浜交流広場


今週末です。主催はいずれも田辺市内のお店の・・・

cotyle(服)
spoon(雑貨)
Vanilla Cafe(コーヒー)

・・・さん。

詳細や、イベント間近情報がアップされているので、上記リンクも是非ご覧ください。

扇ヶ浜交流広場は田辺市扇ヶ浜駐車場の横のバスケットゴールなどのある広場です。50ブースもあつまったそうですから、それは賑やかな日曜日になるでしょう。こぞってお出かけください。ませ。

わたしは今回の震災後、どういうかたちで自分の気持ちを表現すれば良いのかよく分からず、とりあえず体を動かしてみようかと・・・。

つくったものは在庫もないしつくる時間もないので、端材やちょっとした材料なんかを販売します。自分の持っている端材だけでは量が知れているので、龍神村ジーワークスの松本泉さんと、家具職先輩で、田辺で工房を持っておられる樫本弘さん、フィッシュカービングやランディングネットなどで芸術性の高い仕事をされている田中さんにお願いして手持ちを出し合います。

今日(昨日)は夕方、田中さんのところへ端材を預かりに行ってきましたが、さすが仕事柄。希少価値の高い端材が多い。あくまで端材です。端材ではありますが、ジリコテ(シャム柿)とか、神代楠とか、シルキーウッドとか、黒檀とか、こう・・・見ているだけで惚れ惚れしてしまうような面白いものがあります。いずれも少しずつですが、興味のある方は見て楽しいと思う。

頑張って削ってスプーンをつくれるくらいの木っ端から、金物で取り付けて小棚につかえそうな板、もしかするともう少し大きな板までを、お安く売りに出しますので、会場に来られた際はお立ち寄りください。

塵も積もれば山となる。個々のつながりが大きな輪となり被災地へ届くよう祈っています。
  1. 2011/04/09(土) 01:03:00|
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清明

 4月5日は24節気の清明。でした。
天地万物の気が満ち、清く明らかになる。
72候は玄鳥至。げんちょういたる。
ツバメが飛来する頃。とのこと。歳時記カレンダー談。

最近、ブログの更新が遅れてしまって、いけません。

昨年5月22日の小満から、一年間毎72候ごとに更新しようと決まりをつくったので、あと一月と少し。その後は節気や候のタイトルはやめて、それでもなるべく候ごとに更新するようにしたい。はい、ご自由にどうぞ。

清明といえば、即座に出てくるのは辻清明。やきもの(陶芸)の世界では言わずと知れた大家です。作品は写真でしか見たことがないので、きっといつか見てみたい。辻清明氏の仕事ぶりは明快に“作家”であるのに、つくられたものは明快に“作品”であるのに、いやみがない。・・・個人的な感想です。仕事を端から端まで見たわけじゃなし、研究したわけでもなし。

僕は木工の仕事を志したころ、作為やデザインというものにネガティブな感情をもっていたなあと思い出す。デザインに溢れかえった時代ですからね。それも無理はない。デザインというのは、小手先でするものだと思っていた。表面だけをこぎれいに取り繕うものだと思っていた。言い換えれば、脱け殻のようなものだと思っていた。

宿っているものと抜けているもの。
ゴッホの絵には魂が宿っているし、例えば辻清明のやきものには土と炎の力が宿っているけれど、デザイン食器には見た目の端正さと上品さはあるけれど、なにか大事なものが抜けてしまっている。その“抜け”はデザインしたことによるのだと思っていたのかもしれない。

でもそれは思い違いだった。良いデザインとわるいデザインがあるだけだった。同じように良い作為とわるい作為がある。良いわるいの基準さえ個人の感覚によるのだから、見た目の話だけをするのならばそれは好き嫌いと同義だ。しかし今思えば例えば柳宗理のスツールには知性が宿っている。

ある“モノ”をこの世につくり出すことは、人にも環境にも影響を及ぼす。ひとつのものがつくられる過程で、世界中が連動する。空気が動く、材料が動く、魚が動く、水が動く、電気が動く、車が動く、電波が動く、、米が動く、人が動く。そういう流れを意識してはじめて、デザインの良し悪しの判断の基準が出てくると思う。

僕の場合はその判断の基盤のところに自然を置いています。が、迷惑をかけてばかりだ。かといって目に見えないデザインの話だけをしても理屈でしかない。ブランクーシの彫刻は理屈ぬきにガツンと来る。でも素材がプラスティックだったら、あそこまで感動はないだろう。目に見えるデザインと目に見えないデザインは繋がっていて、意識するとしないとに関わらず、何かを訴えるものであると思う。人の手で積んだ石垣は美しいのに、コンクリートブロックの石垣はつまらない。ヨーガンレールの服は欲しいが、ユニクロの服には価格以外に魅力を感じない。

僕は日本史で言うと、鎌倉あたりが人間と自然界のバランスがちょうどよかったんじゃないかと思っています。自然と苦労しながら“付き合って”いて、征服はされもしない、しもしない。いいとこ江戸時代まででしょうか。それ以降は人間の側が強くなりすぎてきて、どうも面白くない。人間は弱い。だから面白い。

環境(という言葉はいかにも人間が中心に座っているようで好きじゃありませんが)を改造して、自然の脅威を軽減してゆくと、自然界への畏怖が薄くなる。そうなると、材料への謙虚さを失う。大量生産・消費時代の幕が開く。お金が回れば良い。どんどん新しいものを作って、どんどん売らなきゃ。お~い!新しいデザインないか?

ふ~む。すこしずつ、ずれてゆく気がする。

これからのデザイナーの仕事は時代をデザインすることじゃないだろうか。

話もずれてくる。


辻清明。バランス感の良い人。
つくることの真髄を知っていた人。
命がけで遊ぶ。これは僕が美徳として感受するもの。

  1. 2011/04/08(金) 22:17:00|
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プロト4号

 



プロト4号の1/2モデルができあがり、
今日(4月1日)は、大阪の南港へ材料の仕入れ下見に出掛けてきました。

今回の仕事でテーブルの製作をお願いしている先輩の樫本弘さんと、軽トラでドライブです。

そうそう、実は宝くじで400万当たったの。

これが今日(昨日)の僕の嘘。
よくできてる。

もうひとつ、材木店の方とは初対面だったので、
日頃から絆創膏入れとして使っている無印良品のアルミの名刺入れを取り出し、
ワタクシこういう者です・・・とバンドエイド。
これは、結がワタシに仕込んだネタです。
よく出来てるでしょ?


1/2モデルは出来上がりましたが、1/1でつくると印象は変わる。
座と背は成型合板を張り加工して載せるので、全体のイメージはやはりつくってみないとわからない。

今日、試作用に購入したAshで仕事を進めて参ります。


  1. 2011/04/02(土) 01:10:00|
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ニャゴ



あ、ニャゴがそろそろ飛ぶようです。(4月1日だったから)






あ、やめたん?






ちょっと、ほうきが小さくないですか?






あ、やっぱり飛ぶみたいです。(4月1日だから)
  1. 2011/04/02(土) 01:05:00|
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雷乃発声

  


 4月です。
去る3月31日は72候の雷乃発声。
らいすなわちこえをはっす。春の初雷が鳴り始める頃。とのこと。

やあ、桜が美しい。
農道から、農道の上へ張り出してきている桜の枝を見上げているのでこういう構図です。
春には春の色彩があり、その色彩の調和とセンスに見とれるばかりです。
枝は空へ伸びる毛細血管のようだ。
人間の毛細血管は皮膚の内側に発達するけれど、樹木の枝葉は日光のなかへ伸びる。どこまでも伸びる。目一杯に伸ばし、浴びれるだけ光を浴びる。他を押し分け、最も高い場所へ伸びようとする。目一杯に呼吸し、目一杯の花を咲かせる。目一杯の種をつけ、やがて跡形もなく土に還る。全てを受け取り、全てを与える。いまの瞬間のみを生きている。
やあ、桜が美しい。



  1. 2011/04/02(土) 00:42:00|
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