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ものつくりの生活と仕事から。 大島寛太の日記パート2

土潤ジョク暑

 今日7月28日は72候の土潤ジョク暑。つちうるおいてじょくしょす。ジョクは変換で漢字が出てこない。サンズイに辱、です。強い陽気が土の湿り気蒸発させて、蒸し暑い頃。とのこと。
旧暦は6月17日。

月曜は3たび田んぼの草取りに行ってきました。

いね

この2週間ほどで急に稲は大きくなった。無肥料・無農薬の学習田んぼ。田車を押して、草を抑えています。なにせ初めての田んぼ。これからどうなるのかも良くわかっていない。花穂がつくと田んぼに入れなくなるらしいので、おそらくラストの草取りです。


あわや邸

いつもお世話になっているAWAYAさんの家とそのまわり。絵に描いたような田んぼのある風景。僕が外人で日本に旅行に来たらこんなところに泊まりたいと思う。田んぼの水管理はあわ屋さんが一手に引き受けてくれている。その辺の毎日の世話が大変・・・というかキモなんだろうと思います。


きり

あわ田(“あわ”屋の“田”んぼ)に向かう途中には立派な桐の木があって、先の72候が桐始結花だったこともあり車を停めてしばし観察。これが新芽?確かに花みたいであります。

種子

もう種も出来ていた。木工のオイル仕上げで桐油というのは欠かせない原料で、乾性油のなかでも乾燥速度が速く、様々なブレンドオイルの主剤として使われています。僕は見たことがないんだけど、
成熟した種は微細で吹けば飛ぶような小さな粒らしい。どうやって絞るのか・・・?とりあえず一房サンプルに頂きました。


はな

ちなみにこれは5月8日に撮影した同じ木の花。すごくいい香りがするのだと初めて知った初夏の頃。
色彩がいいです。

仕事のレポートもしようと思っていたけど遅くなったのでまたにします。
早寝早起き。普通の毎日!これを丁寧に繰り返すのが仕事にとっては一番の近道!




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  1. 2010/07/28(水) 21:47:00|
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大暑





今日7月23日は24節気の大暑。たいしょ。暑気が極みに達する。
72候は桐始結花。きりはじめてはなをむすぶ。キリが葉のあいだに新芽を付け始める頃・・・と歳時記カレンダー殿。旧暦は6月13日。

暑いです。とりあえず暑いです。全国的に暑いです。
梅雨が明けて、畑の水不足が気になり、狭い畑を見て回っているとトマトの一株が丸坊主になっているではないか。今年はニジュウホシテントウムシがやたら多くて、トマトの葉っぱによくくっついている。さては奴めの仕業・・・と茎と枝ばかりになったトマトを観察していると、何食わぬ顔で枝のふりをしているらしい犯人が!(以下イモムシの画像です見たくない人はスクロールしないでください。でも憎めないイモムシです。)




ぷら~ん

枝にしては太すぎるやろ~。

知ら~ん

顔と、皮膚のたるみ具合がジュゴン風。
その頭の角は何故イボがついてるの?でもこっちは尻。

しっかと

短い足で一生懸命つかまっている様子がユーモラスで憎めない。

はで

何故?という疑問を吹き飛ばしてしまうほどの個性。
何故、なんてない。生まれもったいのちがあるだけ。

蛍光色というのは人工的な印象がありましたが、この日その先入観は瓦解。自然の世界はいつもわたしに自由ということを教えてくれる。

しかしあんまり野菜を食われると困るので、この後、畑の前の林に力投。あしからず・・・。





  1. 2010/07/23(金) 22:17:00|
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青空鉄工所

 梅雨が明けて真の夏がやってきました。
連日のカンカン照りにウチのニャゴ(猫)はヌケガラになってます。
ドアのネコ窓から出入りするのさえ面倒らしく縁台から障子に穴を開けて出入り。
ハハハ。

いまは田辺駅前のフェアトレードショップ・ぴーすさんに納品する展示棚を拵えています。
今回も主木従鉄。
僕の場合、鉄を完璧に加工する技術を持ち合わせていないので、鉄部の若干の誤差を木部側で吸収するように制作を進めます。そのため鉄部を先につくることが多い。

てつ

鉄の材料はその形状によって平鋼とか丸鋼とかH鋼とかアングルとか呼び方が決まっていて、板状のものは幅が広かろうが狭かろうがすべて平鋼。断面が正方形のものは角鋼(そうだったよね)。画像は平鋼を加工した溶接前の部材。最終的に棚板にビスで固定するので木材の伸縮を逃がすために長穴加工をしています。

まげる

9ミリの丸鋼を必要なアールに曲げていきます。均一に曲がってゆくよう熱せずに力で曲げます。プロの鉄工の方がどうやってアールをつくるのか知りません。これは俺流・・・。型板というか治具は今回用意したもの。スプリングバックという言い方は合っているのでしょうか?治具に沿ってぐーっと曲げていって離すとご覧のように幾らか戻ります。どれくらい戻るのかデータを取りながら。アールが大きくなるほど“戻り”も比率的に大きくなるようです。

まげた

こういう材料拵えが結構時間がかかります。

午後7時半

加工した部材を溶接。少し形になってきた。
次は木部の加工をして、それに現物合わせで鉄のパーツをあてがい、もう一度溶接。

その間仕事場では・・・

乾燥室

一角に新設した2次乾燥室で木を乾かしています。
梅雨のあいだたっぷりと湿気を吸った木材は乾季にはまた収縮するので、そのまま使うと大変なことになる。なんとかローコストで、ランニングコストも少なく・・と考えた乾燥室。

外観

なか

杉で大まかに軸組みをして、あとは安価な針葉樹合板で外張り。心臓の機械は燃費の良い機種と探してダイキン社製のルームドライヤーというやつ。自動運転時の消費電力の少なさと、タンクなしの屋外排質湿が売りで、壁掛けというところも良かった。

除湿性能は高くないので部屋の機密性が勝負。自動運転で大体50パーセント前後を維持しています。写真の反対側の壁には扇風機をつけていて、まあ言わば洗濯物を乾かすような感じ。

効果は今のところほど良い。あまり強烈に乾きすぎると内部割れを起こすのでじわっと時間をかけるのが得策と思ってます。明日から加工です。


ゆう

結も窯焚きに向けて準備中。
焼き締め。
窯焚き。
あついぞ~。
やるぞ~。









  1. 2010/07/22(木) 20:46:00|
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鷹乃学習

 昨日7月17日は72候の鷹乃学習。たかすなわちがくしゅうす。
タカの雛が飛ぶことを教わり覚える頃。とある。
旧暦は6月6日。京都では祇園祭だったんですね。
天気も良かったし賑わったことだろう。
ところで祇園祭とは何なのか?
またまた名前しか知らないわたし。
お~い!ウィキせんせ~い!
・・・さすが詳しい。
869年・貞観11年に卜部日良麿が疫病の猖獗を鎮める祈願を込めて行った御霊会が起源らしく、
970年・安和3年から毎年行われるようになった・・・云々。
卜部日良麿・・・なんて読むんでしょうか?
うらべひらま?卜部平麻呂と書いてうらべひらまろとも呼ぶそうです。
中臣家の一族で平安時代以降、神祇を司った氏。平麻呂はその初代であるとウェブ上の匿名の投稿者は語る。ちなみに猖獗とは、勢い凄まじく猛威を振るう、というくらいの意味。これも初見。
祭の内容よりも起源に関心がいくのは僕の性質所以。
僕は岐阜県・高山の技能専で木工・家具つくりの基礎の基礎を勉強しましたが、高山といえば有名なのは高山祭。技能専のOBR先生も春の高山祭の日ばかりは休みをとって夜祭の酒と囃子に酔っておりました。この高山祭も雛形は祇園祭のようですね。


  1. 2010/07/18(日) 08:13:00|
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蓮始華

 昨日7月12日は72候の蓮始華。はすはじめてはなさく。
ハスの花が咲き始める頃。とのこと。旧暦は6月1日。
竹紙漉きの菅野さんのブログにも最近出ていましたが、田辺には大賀ハスで有名な田中神社というところがあって、いつか見に行きたいと思いながら未だ行ったことがない。
そもそも大賀ハスってなに?
早速ウィキ先生に電話してみる・・・。
フムフム・・・へえ・・・それで?・・・エー!そうなん!?
すごい。大賀ハスは千葉県の弥生時代と推定される遺跡から発掘された種を大賀教授が育てたものだそうで、いまから2000年!以上前の種が発芽したものだそうです。本当に?種をすり替えてない?などと疑念が湧いてしまうほどにunbelievableな話ではないですか。
見てみたい。
蓮といえばなんといっても李朝の呉須絵白磁壷が好きで、上野の国立博物館で見たものは忘れがたく、たしか日本民藝館でも見た。フニャフニャとした線が少しも威張っていなくて、気取ってもいない。よくある題材を、描けるように描いた・・・という感じなんですが、迷いや躊躇が感じられない。こうしなきゃ駄目・・という固さもも感じられない。余計な線もない。もう、何回も何回も描いて、手が覚えてしまっている感じ。そうそう、頭じゃなく、手が描いている感じ。というよりは、手と頭がひとつになっているような・・・ホラまた頭で考えすぎだ。こういう余計な思考がない。
“曰く言い難い事柄を言葉で表そうとするところに、詩と哲学に共通の冒険があり、また危険がある”と言ったのは誰だったか。
好きなものは好き。いいものはいい。
何故かを説明する必要は、本当はない。

  1. 2010/07/13(火) 22:23:00|
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小暑


ねむ

一昨日7月7日は24節気の小暑。“日あしは徐々に短くなるが、本格的な暑さが始まる”。
72候は温風至。おんぷういたる。暑気に入り温かな風が吹いてくる頃。とのこと。
旧暦は5月26日。新暦では七夕でもあった。

“温かな風”が吹いてくるどころではない。蒸し暑くて風も吹いてこない。連日不快指数は高めの田辺市です。そんななか梅雨明けを予感させるのは幾つかの花の開花。僕は草木が晴間を予感して開花に踏み切ったのだと考える。雨のなかでは受粉もしにくいと思うから。

ねむ

ねむ

ねむ

ねむの花は、合歓のはな。
先日から当ブログで何度か花の話題に触れながら、北海道の父からは「ショウブはウチの近くにたくさんあるんだぞ」とか、妻から「ウツボグサはウチの近くでいっぱい咲いてるやん」とか、いかにわたしが草花を観察していないかを露呈する羽目になりやしたが、このネムノキこそは北海道では見たことがなかったと断言したい!どうだ!マルかバツか!?
昼間開いている葉っぱが夜になると閉じるからネムの木だと図鑑で読んだ気がする・・・。どうだ!マルかバツか!?しかしなぜ合歓と書くのだろうか・・・。いずれにせよ色っぽい花である。
(新聞のコラムで池澤夏樹氏の文章を読んだせいか、言葉遣いが文語調になるのである)

畑ではオクラの花が開花。キュウリも急に生りだした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7月6日には「龍神村に集う手の仕事」展の搬出に行ってきました。期間中、会場へ足を運んでくださった方々、本当にありがとうございました。総勢11人でのグループ展。すったもんだもなく、終始良い連携が取れたのも売り場・和木蔵さん、パイプ役の石田佳織さん、そして皆の気持ちが建設的なものであったからこそ。お疲れ様でした。まだ打ち上げが残ってる。

おかげさまで喰箆は完売。アフリカの豆の鞘をモチーフにしたスプーンなんですが、以前から靴べら?とつっこまれること頻繁で、こういう妙なものはデパートでは受けないだろうと思っていただけに意外。今度は材料を変えてつくってみようと思っています。明日のダメ出し会ではご提案いただいた次回以降の展示会は可能かどうかを話し合う予定です。僕はまたやってみたいと思っている。そういう話ができることに大変感謝しています。



  1. 2010/07/09(金) 23:46:00|
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半夏生

一昨日は72候の半夏生。はんげしょう。
サトイモ科のカラスビシャク(漢名を半夏)が花をつける頃。とのこと。
旧暦は5月21日。

今朝

昨夜からまた雨がよく降って今朝の我家は霧のなか。
霧なのか雲なのか、標高が200メートルくらいなので両方の要素があるかもしれない。
写真はKANが来た時に撮ってくれたアングルから。



けやき

こちらは結が撮影。けやきの新緑。
家のすぐ近くには楠とけやきの木があって、大木とまではいかないけどそれなりに大きい。
玉虫はけやきの木に集まるらしく、毎年家のまわりでも沢山見かけます。
成虫が葉っぱにタマゴを産んで、幼虫は葉っぱを食べて育つ・・・のかと平和的に考えていたら、“幼虫は、エノキ、ケヤキ、サクラなどの弱った木や枯れ木に穿孔し、材を食べて育つ”とのこと(ウェブ昆虫図鑑談)。オー!ノー!我が隣人のケヤキ氏は病身ですか!?いやいや、確かに枯れてきている枝はあるものの、全体として勢いはあるし、元気そうに見える。玉虫はあの枯れかかった枝を食害しているだけだろう・・・。

玉虫といえば何といっても法隆寺の玉虫厨子(たまむしのずし)が有名です。
木製の厨子(貴いものを仕舞っておくための函、多くは経典、仏像、位牌などを納める用途に使われる)の一面に玉虫の甲皮が貼り付けられている。まばゆい光彩が極楽の世界を夢見させたのだろうか。僕なんかは玉虫のきらびやかさよりも古い白木の木肌に囲まれる方がが敬虔な気持ちにさせられるけれど。



















  1. 2010/07/04(日) 06:22:00|
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