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ものつくりの生活と仕事から。 大島寛太の日記パート2

青空鉄工所

9月の展示に向けて、
ここ数日はデスク2台のフレームを作っています。
我が作業場は、青空鉄工所と命名。
3×6判(サブロクバン)の24ミリ合板が作業場のすべて。



梅雨が明け、台風9号?が通り過ぎてから、いい天気が続きますね。
雨が降ると仕事ができないので、このところの晴天には毎日感謝。
夜になって星が出ると涼しい風が吹いてくる。
いい季節です。


やっと形が見えてきた製品。

微妙に違う2台。

デスクとPCデスクになる予定です。
溶接は毛も生えていない素人なので、元・溶接工のミスター氏や、近所の鉄工所のアニキにアドバイスをもらいながら仕事を進めてます。
始めたばかりの仕事は、失うものがなにもない。
とりあえず失敗しながら手を動かしていると、あるところまでは上手くなるしかない。
下手になりようがない。少しずつコツがわかったり、自分のなかのOKラインを上げてスランプに入ったりしながらも、徐々にイメージがかたちを現してくる現場にいることが何より楽しい。
しんどいのも仕事。楽しいのも仕事。


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  1. 2009/08/18(火) 21:19:00|
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かぶと虫


仕事の帰り、夜遅く家路を辿る道。
街路灯の下にうごめく黒いものあり。
自動的に目覚める私の中の少年。
あれはカブトかクワガタに違いなし。
用もないのに反射的に捕まえてしまう。
かばんに仕舞う。
家に着き、ティッシュに蜂蜜水を含ませて、
食事中の彼をじっくり観察する。



カブトムシは食い意地が張っているのか、
甘い汁を吸いだすと、もう回りは全く見えていない感じ。
思い余ったのか、ティッシュを抱えて
「絶対離さんぞ」とばかり、板から転げ落ち、
床の上を転がりまわる!




あまりの迫力に脱帽。
ちょっと幻滅(笑)。


  1. 2009/08/12(水) 23:02:00|
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ドア

7月下旬にしていた仕事について。


5月の末だったか?親友の結婚式で東京に出掛けた折り、
corbというギャラリーを訪ねました。
マイ父が6月に版画展をする予定で、
オーナーは同郷、北海道出身のタマキさん。
お店は後楽園の近く、通りから一本中に入ったところにあって、
小さいながらニュートラルな、余計なもののない空間が心地よい。
タマキさんの焼いたパンがドアを入ったところの棚に並んでいて、
スコーンや、ライ麦パン、どれも、手に取るとずっしりと重くて、
噛むほどに味わい深い感じのパン。
じわっとくるパン。
ギャラリーだけどコーヒーとワインが飲めて、
2脚だけ置かれた椅子に座って、
用事を忘れて、ぼうっと我に還りたい。
そんな感じのお店。

親父の個展に合わせ、僕も額を作ったのが、以前ブログに載せた記事の発端で、
それから、今回はドア。

corb(コルブ)の雄、カツローさんは設計士で、
自分の事務所を立ち上げ、仕事をはじめられたところ。
出会ったのも何かの縁と仕事をくれて、
取り掛かっている店舗改装のなかの、ドアの注文を頂きました。




2200×1000㎜の大きめな外部ドア。
無垢の木の外部ドアは、いざ作ろうとしてみると懸案が多く、
木の伸縮をどうやって逃がすか、
一人で加工、組立が出来る重さにおさえること、
接着剤や塗料も耐水・耐候性のあるものを選んで・・といい勉強になりました。




木とガラスと漆喰のドア。
古民家の古びた木味と、白い漆喰の色調が好きで、
奇抜だけどシンプルな・・・というリクエストに、僕なりに悩んで出した答えです。
屋外側は、ドアを開いて開けると道路境界線にかかるということで、
ハンドルはなし。押して開けてほしいのでチークの板を配置。




こっちは屋内側。




力作の取っ手部。
鉄を曲げて、溶接して拵えた金物と、チークの丸棒を組み合わせています。

我ながら、採算無視でよく頑張ったと思います(笑)。
ドアは無事、建て付けられただろうか。
建築現場で使うようなでかいスコヤはもっていないので、
カネ(直角)が出ていたかやや気になります。
これで10年経って丈夫に役割を果たしていたら仕事は成功ですが、
さてどうなるか、
心配と自信が4分6です。



  1. 2009/08/06(木) 22:34:00|
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8月の音

 9月に向けて工作を続けています。
今度はパソコンデスク。
何をつくろうかと考えるとき、一番考えやすいのは、自分のほしいもの。
自分のつくりたいもの。必要なもの。
やや脱線気味であるとはいえ、この時代に生きる一人間として、
自分にとって必要なものに、少なからず同じ必要を持つ人がいるはずだと考える。
このパソコンという代物。
なくても生きていける。
けれど時代と共に生きていこうとすると、やはり必要なもの。
コミュニケーション、
宮沢賢治言うところの、有機交流の手段として、現代絶対的に有力な2次世界。
しかしあまり好きではない。
匂いもしなければ、手触りもない。
情報だけが行き交う架空の世界。
でもやっぱり関わらないわけにはゆかない。
それならせめて、楽しくパソコンに向かいたい。
お気に入りのパソコンデスクで。
というようなわけで、
セルフビルドの狭い我が家の床面積を、有効に活用すべく、
使い勝手のよいPCデスクをつくりたい。



材料の木作り。
極上の楢材を贅沢に使っています。
印刷用紙を入れるためにつける引き出しの中棚板は、面材に楢を使い、
栗と矧ぎ合わせています。





シンプルなすっきりした外観を目指すため、フレームは鉄を溶接してつくる予定で、
プリンターを載せるための棚板もいさぎよく1枚の板でありたい。
これはブレッドボードジョイントという仕口で、
邦訳するとパン切りまな板組み?
洋風本核端喰(ほんざねはしばめ)というところでしょうか。
板側のホゾに長穴加工をしておいて、端喰側の桟とダボでつないで、
板の伸縮を逃がす仕口です。


今日は暗くなってから作業場の外で一服していると
なにやら近所の家から音楽が聞こえている。
珍しいな。ラップっぽいな。と思ってよく耳を傾けてみると、
なに、般若心経じゃありませんか。
ああ、気付けば盆月ですね。



  1. 2009/08/04(火) 01:27:00|
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