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ものつくりの生活と仕事から。 大島寛太の日記パート2

9月に向けて

 このブログを始めて以来、
初めて自分の仕事について投稿できる。
和歌山県龍神村にあるジーワークスという家具工房、兼クラフトショップで働きはじめ、今年で3年目になります。
普段は店の注文品のうち、主に箱物を担当して家具を作っています。
ジーワークスでは地元で創作・制作活動をする20人ほどの作家さんのものを扱っていて、
この春からは、店の一角をつかって月代わりで個展形式の展示を行っています。
題してMy stage。
9月の予定が空いていたところへ僕が滑り込み、最近は店の仕事を休み、作業場を借りて手前作業に没頭しています。

9月の展示に向けてつくりたいものは沢山あるのですが、最初にかかっているのは長椅子。
スツールは昨年の梅樹庵展のときにつくってみましたが、背もたれのある椅子形式のものは初めてで、全てが手探りで仕事はなかなか進まない。
今日は仮組みをしてやっと向こうが見えてきた感じです。
細部まで、いろいろと拘ってつくっていますが、とにかく仕上げなければいけない。
出来ること、出来るようになりたいこと、理想と現実の狭間で、少しづつ制作をすすめています。

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  1. 2009/07/04(土) 22:51:00|
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額装について 其の2 ~ ヒキよ永遠なれ


窓寸法を決めて切り抜いたマットに作品を貼ります。
湿度による紙の伸び縮みで皺をつくらないようにするため(多分)、
作品とマットは一辺だけを固定するようにします。

 


それから、あて紙をするわけですけど、
作品と直に触れるものには酸性を帯びるものは使わないのが保存額装のルールで、
東京の画材屋さんにおしえてもらったバリアペーパーなる中性紙をはさみます。
ちなみに固定用のテープも専用の無酸テープ(商品名:アートエイド)を使っています。



あて紙と裏板を切り揃えて、トンボ金具と吊り金具をビスで留めて、マット額装は仕上がり。


次は浮かし額装について。
浮かし額装は、マットを使わず、
ガラスと作品のあいだにスペースをつくって、いわば標本箱のように仕立てる額装です。
和紙の耳を見せたいときや、立体のものを額装するのに適しています。
マットに納めたときのようにカチッとしないので、柔らかい印象になります。



額縁は懐を深くつくってあります。



ガラスを入れた後、内側の欠き込みに隠れる薄い桟を入れます。
わかりますか?



額装する作品より少し小さく下地になるボードを切ります。
今回は5ミリのボードを使います。
このボードも、一般に出回っているのはスチレンボードとよぶ石油製品。
発砲スチロール製で、長い間には劣化を避けられない。
今回使っているのはスチレンボードを中性紙ではさんだ上物。
アーカイバルフォームボードという名前で売っています。



アーカイバルフォームボードに、細く切った無酸両面テープで作品を貼り付け、
それを、そのまた下地のマットに両面テープで固定します。
つまり出来上がりは、作品、フォームボード、下地マットの3層がひとつになっているわけです。
仕上がりの写真を撮らなかったので尻切れトンボな説明ですが、そんな感じ。

つまり、額装といえど気を使うものだ。
という事が言いたかったんだな、俺は。




この作業をしている折、また外から奇声が・・・。
『ヒキが歩いてきた!』

なになに、フムフム、全然仕事に集中できない。
デジカメ片手に薄暮れの表へ出ると、
離れになった風呂場と家の間の土間コン通路をヒキが歩いてくる。
ノシノシノシ。で、しばらく止まる。
またノシノシノシ。で、また固まる。
折りしもニャゴ(うちの猫)もその辺をウロウロしていて、
どうか気付かないで欲しい!
なにせネズミはじめ、小鳥から蛇から時には野ウサギまでくわえてくる奴。
この守り神には手を出すなよ~と見ていると、ノソノソ近づいてきたヒキに気付いてしまった!
おもむろに近づくニャゴ。猫の習性か・・・まずは匂いを嗅ぎます。
そのとき!ヒキもびっくりしたのかピクッと反応。
その反応にニャゴはさらにビックリ!
微妙な大きさと緩慢な動きが食欲をそぐのか、ニャゴは『なにこれ・・』という様子でのけぞって退散。
あ~目出度い!ヒキよ永遠なれ。
そうして去り行くヒキを見送るニャゴの図。
左端に後頭部と耳を覗かせているのがニャゴです。
ヒキは縁台の下を歩行中。
ああ、良かった!
ヒキよ永遠なれ!

さ、額装の続きをしなければ・・・。














  1. 2009/07/01(水) 22:35:00|
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