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ものつくりの生活と仕事から。 大島寛太の日記パート2

アフリカの椅子




先日、生まれて初めて椅子を買いました。
これはアフリカの椅子。
ブルキナファソの、モシ族の椅子らしい。

梅の薪割りをしていると自然、これが木工の材料につかえたらな~と思う。
なにせ、取りに行けばいくらでもある。
色は山桜より濃い赤系で、木肌は緻密。
しかし、まっすぐで太い木は皆無。
50センチくらいなら、薪にするのがもったいないような素直な木もたまにあって、
あ~もったいない!と思いながら、しかし使い道も浮かばず黙々と割ってしまう。

アフリカの造形は面白い。
椅子にしても、仮面にしても、ベッドにしても、一本の木から削りだすという作り方が
彫刻と共通することもあってか、用の美にとどまらない精神性を感じます。
木を加工する道具が原始的になればなるほど、
人間の力と、木の力というのは拮抗してきます。
機械加工から人力加工になるだけで、その力バランスは90度くらいかわるだろうし、
もし刃物がなければ人間は、木に対して、木の実を採るか、寄りかかるか、
枝を燃やすか、小枝を折って箸にするか、それくらいしかできない。
ヨーロッパの木工の歴史を見ていると、ロココとかアールヌヴォーの時代には既に、
思いのままに木を加工している。
複雑な曲線を組み合わせたり、薄板を貼り合わせた化粧材を切り貼りしたり、
そうして出来上がるテーブルやキャビネットは見事で、完璧で、
まさに芸の極致なんだけど、どう見ても不自然。
木が失せていると、感じてしまう。
その延長線上で、素材が木から合成樹脂に変わってゆくのに何の不思議もない。
新しいということ意外に意味のないデザインとモノに溢れた時代から
アフリカの木工品を見ると、必然から生まれて必然を越えてゆく造形や装飾の美しさにハッとさせられます。それは同時に素材の魅力でもあると思う。
人間の力と木の力が拮抗していて、人の手の跡も、素材としての木も生きている。
面白い。

この椅子はインターネットでアフリカの家具を検索していてたまたま見つけたもの。
これなら梅の枝でもできるかも!という思いの元、買うことにしました。





木の枝をくくり合わせて出来ているんだけど、
動物の毛皮で結ってあります・・。
ガゼル?
ああ、アフリカの懐が深い。

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  1. 2009/03/18(水) 23:21:00|
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うれし泣き


最近、龍神・ジーワークスでの仕事を休む日は、
薪割りに精を出しています。
風呂用と、かまど用と、そして嫁さんが焼き物で使う燃料として。
風呂用と、飯炊き用だけなら量も知れているし、
製材所で杉・ヒノキの端材(背板とか、タンバとか呼びます)をもらってきても済むんだけど、
薪で窯を焚くには、一回につき相当な量の焚きものが必要です。
軽トラに何車分くらい使うだろう?
釉薬(ゆうやく・うわぐすり・・・土の欠点を補ったり、化粧の目的でかけて焼く)をかけずに、
薪の灰を飛ばす焼き〆の窯焚きなら、原木で7~8車分くらいだろう(とのこと)。






秋~冬にかけて、周りの梅農家の方から、おもに植え替えで伐る梅の木をもらい集め、
それを、50センチくらいに小切って、細かく割っていきます。






細く割るのは、燃焼効率を良くして、窯の温度を上げるため。
最初の窯焚きのときは手ヨキで割って準備しましたが、
これでは続かないということでアメリカ製の薪割り機を購入しました。
(梅は繊維がねじれていて、50センチの長さで割りそろえていくには
かなりの困難が待ち受けている・・・)

明日も薪割り。
まだしばらく薪割り。
この不況のなか、仕事は文字通り山ほどあるんです。






  1. 2009/03/18(水) 22:37:00|
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言葉ではあらわせない


前記事の続き・・・
梅樹庵の本日のメニューは、ピタパンセットと、牛肉と里芋のスープ。
ピタパンは、となりの“もんぺとくわ”で今まさに焼きあがったばかり。
たっぷりの野菜を詰めて、トマトソースをかけて、そりゃあ、もう、至福の味。






そして、このスープ。肉はほろほろに溶けて、野菜のうまみが溶けて、
美味しすぎて形容できません。






シェフのTさんは20年くらい?前に、神奈川県から引越してきた龍神Ⅰターンの先駆者のひとり。
フランス料理の腕前は、経歴を語るより食べてみればわかります。
梅樹庵は、桜の咲く頃から、キンモクセイの散る頃までの季節、土日のみの営業。
和歌山へ来たら、是非寄ってほしい場所のひとつです。






  1. 2009/03/04(水) 02:37:00|
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スッパダカ


行ってきました。kaoさんの「百人のムラ」巡回展・第一弾。





龍神の梅樹庵で、入り口から見るとこんな感じ。
いろりに火がはいってます。






少し近づいていきます。左の残照の間。





右の蒼空の間。





鼻もほじってます。かまどで飯もつくります。





笑ったり、だべったりします。





妊娠もします。夫の愚痴もこぼします。

照明は龍神在住の河野克己さん。


どこまでのぞきこんでも、なにかある。笑ってしまう。
こんな世界を、こころのなかに持ちたいものです。
まるっきりスッパダカで、何も隠さず、何も纏わず、
太陽を浴び、緑を呼吸する。
国境も、人種もスッパダカの前には何も役に立ちませぬ。
あるのは、このいのちだけ。
そういう場所へ帰ろう。
と、KAOさんが言いたいのかどうかはまったくわかりませんが、
なんか、そんな感じです。

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  1. 2009/03/04(水) 00:45:00|
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